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【アニメ】メイドインアビスは面白いを突き詰めた人生の究極形態②


 

前編のつづきです。まだ読んでいない方はぜひこちらのリンクからどうぞ!

 

「メイドインアビス、自由に生きるキャラたちの憧れと代償~前編~」
 

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憧れのためには、代償を恐れてはいけない

 

常識へのアンチテーゼ(続き)

 

リコは、アビスの旅が命がけであることも、そして周囲は必ず反対してくるだろうということも十分理解していたと思います。
 

捕食動物につかまり、道半ばで命を落としてしまうかもしれない。
 

アビスの呪いにかかり、命は助かっても、死ぬよりも苦しい目に会うかもしれない。そんなことは重々承知。
 

どんなことがあろうとも、アビスの底に行ってみたい。偉大な探窟家の母を魅了する、その景色を見ずに死ぬなんてできない。
 

リコの岩よりも固い決意は、どんな逆境に立たされても、彼女の並外れた行動力の源になっています。
 

案の定、友人たちはリコの旅立ちに猛反対します。
 

彼らが反発するのは、リコが心配だから。そしてリコと別れたくないから。
 

そう思うのも無理はありません。大切な友達には二度と会えず、想像を絶する苦しみを味わうことになる、となればたいていの人が止めようとしますよね。
 

「一人前の探窟家になってから行けばいいじゃないか」
 

「苦しんだ末に、お母さんに会えなかったらどうするの?」
 

大きな決断をしようとする時、誰もが「失敗したらどうしよう?」とふと考える瞬間がある。
 

本当はやりたいことがある。でも、周囲の人間に変だと思われたり、嫌われたりしたらいやだなあ。
 

もしかしたら、リコですらそう考えた瞬間があるかもしれません。
 

それでも彼女が冒険に踏み出そうとするのは、「このまま死んだら、きっと後悔する」という思いなのかもしれません。
 


 

旅の途中で死んでしまうならまだしも、一歩も踏み出さずに生涯を終える。
 

本当に、心の底からかなえたい夢、やりたいことがあるのに、何もしないままでいる自分。
 

僕は、それは「人生最大の失敗」なのではないかと思います。
 

そもそも、行動に移せない時点で、いわゆる「夢」と呼ぶものは自分の中でそれほど大切なことではないのかもしれません。
 

夢へと踏み出すのに伴う苦しみから自分を遠ざけようとして、「やらないでいる理由」をいくらでもこしらえる。
 

周囲から、馬鹿な奴だなって思われたくない。
 

「そんなこと考えてるなんて、お前頭おかしいよ!」なんて言われたくない。
 

失敗して、痛い目に会うのは嫌だなあ、なんて。
 

人間、いくらでも言い訳をこしらえて、うずうずと走り出したくなってる自分を抑えようとする生き物です。
 

少なくとも僕はそうでした(笑) 周囲の”大人の言葉”を聞いて、「常識」で考えたら、そんなことできるわけないよねって、自分を無理やり納得させてしまうんです。
 

(ここで言う大人とは、聞きなれない事柄に対して抵抗感をぶつけてくる人のこと)
 

だから、もし自分が考えたことと「常識」が違っていたら、それは「常識」が間違っているのかもしれません。
 

もちろん、常識が間違ってるのかどうかは行動してみるまでわかりません。
 

「ほら、すぐに死んじゃっただろ」となるか、「すげえ、本当にアビスの底にたどり着いたんだ…」となるかは、誰にもわからない。
 

でも、もし「自分が」本当にやりたいことがあるのなら。
 

少なくともこれだけは言えます。
 

常識や周囲のしがらみを言い訳に行動しない、ということは、死ぬときに絶対後悔する。
 

嫌われることを、恐れるな

 

「嫌われる勇気 (岸見一郎・古賀史健 著)」という本の中では、こんな言葉を紹介しています。
 

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「自由とは、他者から嫌われることです」
 

岸見一郎・古賀史健 (2013) 「嫌われる勇気」 ダイヤモンド社

 


 

僕はこの言葉を見た時、とても衝撃を受けました。他の人から嫌われて、何が自由だよ、と。
 

本を読んでいただければ一番納得できると思いますが、要するに自分の信念と他者が衝突したら、自分を優先させなさいよ、ということ。
 

他人から言われる言葉って、よくよく考えてみると、自分の生にとってどうでもいいことばかりなんです。
 

「馬鹿な奴だな」→まああんたに理解してほしいと思ってないしね(笑)
 

「お前頭おかしいよ!」→そりゃそうでしょ、あなたと私は違う人間で、考えることも違うんだから。
 

「お前のことを思って言ってるんだぞ」→それ、良い人ぶって自分を操ろうとしてない?
 

人生において、本当に不幸なことって、他人が自分を束縛して、自分がしたいことができない、したいことがなくなってしまう状態なのかも。
 

だから、自分がやりたいなら他でもない自分の声を聞くといいのですよ。
 

「これがしたい」という、自分の声を信じて疑わない人間って、案外たいていのことには耐えられるもんですから。
 

一度は友人と喧嘩をしたリコですが、結局和解してから旅立つことになりました。
 

ただ、彼女も別れが相当につらかったのでしょう、共に涙を流しながら、友人たちに別れを告げました。
 

嫌われたり別れを告げたりするってことは本当につらい。
 

特に、とてもお世話になった人から「君がいてくれればいいのに」と言われると、後ろ髪を引かれる思いがします。
 

つらいことから逃れたい、と思うのが人の性。でもねでもね、自由とは他者から嫌われることなんですよ。
 

人の言葉、常識に操られて生きていくことは楽ちんだけれど、不自由である。
 

自分の信念を貫くことは代償が大きいけれど、自由である。
 

あなたは、どちらの生き方を選びたいですか?
 

To Be Continued!!

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ABOUT ME
はるたぬき
大学でラクロスを始め、京大大学院に進学を決めたたぬき。「面白きことは良きことなり」を合言葉に、今日も卒業研究に熱中している。

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