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終わらせられない日本人~部活・バイト・習慣を「やめる」~

 
「やめる」という言葉にマイナスの印象を持つ人が多いような気がします。
 
たしかに、スポーツマンシップに反する指示をして相手選手をケガさせ、監督の任を辞した人もいましたね。責任を取って辞任ということはまあ良くないことでしょう(笑)。
 
では、部活やサークル、バイトをやめたい、と思ってる人はどうでしょうか?
 
ぼくの周りでも、部活をやめた人のことを「半端もの」「甘えてんじゃねよ」と言い捨てる人もいます。
 
やめる人を見送る側としては「裏切られた」という感情を持ちやすいし、やめる本人も仲間意識が強くて罪悪感に苦しむ人も少なくありません。
 
ぼくが所属するラクロス部でも、残念ながら毎年やめていく1年生が後を絶ちません。理由は経済的なもの、学業との両立ができない、他にやりたいことがあるなど様々です。
 
ぼくは、そんな彼らをみて別に「半端もんが何言ってるの?」と思うことはまったくない。
 
むしろ、「自分で終わらせる」という選択肢を選べるのはとても勇気のあることだし、終わらせることができる人間がある意味一番成功しやすいのではないか、ということなんです。
 

「他にやりたいことがあるので…」


 
例えば、部活を「やめたい」と思う理由。最も多いのは「学業と両立できないから」「お金が無くてこれ以上は部活にさけないから」「ボランティアや留学がしたいから」というもの。
 
入部当初は部活動に価値を見出していたと思う。でも、だんだんとやりたいことや価値観が変わるのは無理もないこと。
 
(部活動の本当の楽しさを伝えられなかった上級生の責任ですね…)
 
だから、理由はともあれ「他にやりたいことがある」ということは部活をやめるのに十分な理由だと思うんです。
 
どうしてもやりたいことがある。でもこの部活を続けていたらやりたいことが実現できそうにない。
 
考えに考えた末に出した結論であれば、ぼく自身は止める気はないし、むしろ応援したくなる。
 
最も、やめていった1年生の本音を聞いたことはないので、あくまで憶測でしかないのですが…
 

やめることにはリスクを伴う


 
とはいえ「やめる」ということに何らリスクがないとは言い切れません。
 
誤解をおそれず言ってしまえば、「無傷でやめられると思うなよ」ということ。
 
いくら苦痛に思える仕事だとしても、バイトをしていれば毎月ある程度の収入は得られるわけですが、やめてしまったら収入は当然ゼロです。
 
部活をやめてしまえば、それまで築いてきた人間関係を大幅に失うことにつながりかねません。
 
(部活をやめる程度で関係を断ち切る器の小さい人間なら、むしろこっちから願い下げですがね)
 
要するに、やめる=失うということ。自分で終わらせるのは簡単だけど、失った価値が手元に帰ってくることはありません。
 
あなたが捨てようとしているものは自分にとってどれくらいの価値がありますか?
 
そして、あなたは捨て去る勇気と覚悟はお持ちでしょうか?
 

捨てなければ新しいものは得られない


 
「終わらせる」ということには相応の覚悟がいる。とはいえ、あなたが幸せになるのなら「終わらせる」というコマンドを忘れないでほしいんです。
 
ぼくが浪人して予備校に通い始めたばかりのことです。
 
忘れもしない。センター日本史の授業を担当してた教師からこんなことを言われました。
 
 

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「勉強に関係ないものは全部捨てろ。本当に合格したいなら、Twitterのアカウントやマンガ、ゲームとか全部、自分の近くから排除しろ」

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最初はビビりました。浪人とはいえ、いくらなんでもそこまでする?と。
 
でも、よくよく先生の言葉を考えていたら正しいこと言ってるんだなあ。
 
もちろんスマホやマンガの時間を勉強に充てるんだから勉強時間は増えます。ただ、それ以上に自分のエネルギーを「勉強」に集中できることの方が大きい。
 
勉強に集中したいときに近くに読みたいマンガがあったら読みたくなってしまう。つまり、自分のエネルギーがマンガの方に分散してしまっているんです。
 
だから物を捨てたりある行動をやめたりすることで自分が本当に集中したいことに「自然と」注力できる環境が作れる。
 
ぼくはその日のうちに部屋にあったマンガやアニメのDVDをすべて捨てました。
 
ケータイも予備校にいる間は電源を切り、使うのは必要最小限にとどめました。
 
それからだと思います。ぼく自身の中に「自分は浪人生である」という(本物の)自覚が生まれた。
 
周囲の人間が大学で楽しく過ごす中、勉強漬けの日々を選んだぼくがやるべきこと。
 
しあわせになるためには、ただひたすらにテキストと、単語帳と、そして弱い自分と向き合うしかない、と。
 
結局第1志望の大学に合格することはできませんでしたが、浪人の時期にぼくなりの人生観が作られたのではと思います。
 
「何かを成し遂げたければ、何かを捨てる(終わらせる)覚悟が必要」
 
あなたはあなたが思う”しあわせ”をつかみたいですか?
 
大事なことなのでもう一度言っておきます。
 

「終わらせる」は自分の行動を方向づけるのにかなり有効な手段なんだよ!

 

やりたいことをするために何を「終わらせる」のか

 
逆に言えば、第1志望の大学に合格したいからマンガを捨てる、というように、「終わらせる」ことには何かがしたいという目的が存在します。
 
マンガを捨てることで勉強せざるを得ない環境を作っているんですね。
 
では、10kgやせたいから食事をまったくとらない、というダイエットはどうでしょう?
 
ご存知のように、ダイエットのためには栄養バランスの良い食事と適度な運動が必要です。つまりは健康的な生活習慣を身につけること。
 
食事をとらない、というのは健康によくないことは目に見えてわかると思います。果たして食事をとらないということが「やめる」べきことなのでしょうか?
 
(ちなみに、食事をとらないと体が飢餓状態になるため、逆に太りやすい体質になるのだとか。)
 
ダイエットの際にやめることといったら例えば脂質や糖質を多く含むデザートを制限する、といったことですよね。
 
つまり、目標を達成するためにはあなたが持つ資源(お金、時間、体力など)からそれ相応の対価を支払う必要がある、ということです。
 

まとめ

何をやめたり、終わらせれば目標が達成できるのか。
 
終わらせるにしても、今すぐやめるのが得策なのかそうでないのか。
 
バイトが面倒だから、といってバッサリやめてしまった時収入はどうなるのか?というデメリットも含めて考える。
 
結局はメリットとデメリットの割合の問題。不要なものを「やめる」「終わりにする」という選択肢は検討の価値あり
 
不要なものを切り捨てることは時にその人の行動力を大きくすることにつながる。
 

あくまで中道で、極端に暴走しすぎない程度に「終わらせる」ことが選べるといいですね!

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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ABOUT ME
はるたぬき
大学でラクロスを始め、京大大学院に進学を決めたたぬき。「面白きことは良きことなり」を合言葉に、今日も卒業研究に熱中している。

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