大学院・大学

大学院に進学するとき④〜研究する目的編〜

 

はるたぬきです!理系大学生は大学院に進学する割合が増加傾向。なぜ就職ではなくて進学か?について考えてみたいと思います!

 

「研究もしてないのに大学院進学なんてよく決められるね?」

 

今回の記事を書こうと思ったきっかけはある友人との会話でした。

 

はるたんの学科には、先行配属という制度があります。

 

3年後期から、大学院進学を見据えて半年だけ希望の研究室への配属を繰り上げる制度です。

 

同期の中でも特に優秀な友人がいて、彼もまた先行配属していました。

 

ある日、はるたんが彼と話していた時のこと。

 

「はるたんは大学院行くの?」

 

「うん、できれば他大の自分の思うテーマができそうなところ行きたい」

 

「ふーん、研究もやったことないのによく他大に行きたいなんて考えられるよね笑」

 
div>まあ確かに、この友人は先行配属という点では目的意識が人一倍強そうだけど、俺は俺だから関係ないなー。

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はるたんはその時はあまり深くは考えなかったのですが、後々考えてみると確かに、と思えてきたんです。

 

通常の場合、大学院に進学を決意するのって卒業研究に取り組む前なんですよね。

 

でもって、大学院というのはそのやったことのない「研究」をする場所。どうしてそこに行きたいと願うのだろうか。

 

もちろん、高校の頃SSHを体験してた、とか子供の頃から研究者になるのが夢でした、とか理由がある人ってたくさんいると思います。

 

では大学院を修了したその先は?と考えたときにふと思いました。

 

もし、学部で就職するのと院卒で就職するのが同じ職務なら学部の方が得なのでは?

 

就職と進学のメリット・デメリット

 

学部での就職と院卒での就職、どちらがその後の人生にプラスに働くんでしょうか?

 

まず、両者のメリットとデメリットを比較して見ましょう。

 

学部・メリット
・生涯年収が増える。
・大学院での学費を払う必要がない。
・必要な研修は就職してから行われる。(民間でも公務員でも)
学部・デメリット
・専攻を深く掘り下げていない分理系就職に不利(研究職は主に院卒がターゲット)
・就活をしながら研究室配属されるため忙しい
院卒・メリット
・研究に着手する分研究職に就きやすい(分野によって違いはある)
・4年の時は研究に専念できる。
院卒・デメリット
・生涯年収は減る。
・大学院での学費が発生する。

 

ちなみに、ここでの院卒とは修士卒を仮定しました。(博士については別のサイトで確認してください)

 

日本の大学院に進学するということは多かれ少なかれ「借金を背負いながら」もう2年、あるいは5年学生を続ける、ということは疑いようのない事実でしょう。

 

(親に負担してもらえる、とかだったりしても)

 

おそらくはここが進学するか否かの焦点になるでしょう。すなわち、「大学院の学費や相当な労力を犠牲にしてでも得たいものがあるのか」ということです。

 

たとえば、化学系の研究職に就職したい、と考えているのなら間違いなく院卒の方が有利でしょう。

 

逆にそんなに専門にこだわる必要のない就職を考えているのであれば学部卒でも十分かもしれません。

 

後悔しない選択をするために考えておくこと

 

後悔のない方を選べ、なんてリヴァイ兵長みたいですね笑

 

ただ、はるたんの周りの先輩でも大学院に進学して後悔した、という人もいて悔いなき選択とはなんだろう、と考えてもらいたいなと思います。

 

先輩の一人に、東大の新領域に進学した人がいます。

 

その先輩は、学科でも随一の成績で、話しているだけでこの人すごく頭いいんだな、と伝わってくるような天才でした。

 

この間、その先輩と話す機会があったときに言った一言。

 

研究なんてクソつまらんのになんで大学院なんて進学したんだろう…就職すればよかったなー笑

 

自分よりもずっと頭がいいはずの先輩でもこんな風に思うのか、と思いました。

 

少なくとも、学部時代の知識という点でははるたんはその先輩では圧倒的にかなわないと思います。

 

ただ、研究に必要なことってもしかしたら知識量だけではないのかもしれない。

 

それは何?と聞かれても正直これが正しいと言い切れるだけの答えを持っているわけでもないのですが笑

 

例えば、新しいことを発見することへの憧れとか、自分が本当にしたいことをしている!という充実感だったり。

 

研究している中で辛くなってくることも絶対あると思います。どんなに楽しいこと、そう、ラクロスをしていても「もうやめたい」と思うことってあるんですよ。

 

ただ、そこで自分が納得しながら前に進むことができるかは、そういった「大学院に進学する真の目的」に自分が納得しているかどうかにかかっていると思います。

 

そうでなければ、バカにならない学費や時間を犠牲にしてまで研究すべきではないと思うんですよね。

 

大学院に進学する真の目的

 

「院進する真の目的」という言葉が出てきたので、はるたんが参考にした本を紹介したいと思います。

 

ブルーバックスの、「研究を深める5つの問い 「科学」の転換期における研究者思考 (宮野公樹氏 著)」という本です。

 

学問分野の細分化やアカデミックポストの減少などが続く現在の状況で、研究者が真にすべき姿は何か?を考えさせられる本です。

 

はるたんは大学院を出た後、専門を生かして大学で研究を続けたい!とは今はあまり考えていないのですが、それでも多少なりとも自分がこれから成すであろう仕事について考える機会になりました。

 

例えば、自分が取り組もうとしているテーマは本当に「有益な」テーマなのか?自分が科学を使って成し遂げようとしていることからしたらそのテーマは実は合理的な選択ではないのでは?とか。

 

今の所、はるたんは「信頼のある豪雨予測」手段を作りたい、と考えています。

 

ただ、それを達成するのに大学院の時間だけで足りるのか、もしかしたら研究者以外のアプローチもあるのではないか。

 

そもそも、それを達成した「先」で自分が何を変革したいのか、など考えることはたくさんある、ということに気づかされました。

 

恥ずかしながら、今はまだその答えが出ていません。ただ、そういうことはきっと大学院に進んでも考えるんだろうなとは思います。

 

結局、考えているだけで歩みを進めないのでは何も生まれないのでまずは目の前の部活、そして院試で勝利しようと思います。

 

大学院進学を検討しているみなさん、あなたが進学しようとしている場所は犠牲に見合った価値を得られる場所ですか?

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ABOUT ME
はるたぬき
大学でラクロスを始め、京大大学院に進学を決めたたぬき。「面白きことは良きことなり」を合言葉に、今日も卒業研究に熱中している。

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