はるたぬきです!今回は院試合格のカギを握る”筆記試験“対策についてです!
ご存知の通り、筆記試験の点数は院試全体の配点で最大の場合がほとんど。
つまり、筆記試験の出来不出来が合格できるか否かに直結するんです。
目次
院試の筆記試験とは?
院試最大の壁であるこの「筆記試験」を以下にクリアするか。どんな戦略で、どんな勉強をすればいいのかお伝えします!
まずは筆記試験とはなんぞや?というところから!
筆記試験のレベル
一部の推薦入試を除いて、ほとんどの大学院入試で筆記試験が実施されています。
試験の内容は、学部1年~3年の授業で学習した基礎的な内容がほとんどだそうです。
すなわち、その専攻の学部生として「学んでおくべき」内容が出題されるんですね〜。
たとえば、ぼくが在籍している物理系の学科であれば、「力学」「電磁気学」「熱力学」「量子力学」「統計力学」「光学」といった分野の基本的な内容が出題されます。
分野によって扱う内容は異なれど、大学院側が「ウチの大学院来るならこれくらいの内容は知っててほしいわ〜」という出題をしてくるのは確かでしょう。
筆記試験の形式
筆記試験の科目数や配点も大学院によって大きく異なるので注意が必要です。
傾向としては、基礎科目(数学など)よりも専門科目の方が配点が大きくなる傾向があります。
とはいえ、筆記試験全体として万遍なく点を稼げる人の方が結果として合格を手にする人の方が多いようです。
配点に関わらず、すべての科目である程度の点数を稼げる人の方が合格を手にすることの方が多いようです!
院試合格者は筆記試験で何割取るの?
院試を受験しようと考える方だったらだれでも気になるのが「どれくらい点を取れれば合格するの?」ということ。
基本的には、合格者は総得点の高い方から決定していきます。
ただし、研究室単位で配属先が決定するため、第1志望の研究室に進むのに必要な点数はその研究室の人気度や定員などのファクターがからんでくる。
そのため、一概に合格に必要な点数はこれくらい、と言い切るのはムズカシイんですね(笑)
ただ、「ワシはどこの研究室でもいいから合格したいんじゃ~!」という人は、「総得点の6割~7割」を目安にされるといいと思います。
さらに詳しい情報が入り次第、コチラも更新していく予定なのでヨロシク!
筆記試験に備える(実践編)
以上までは筆記試験の形式等をざっくりとですが紹介してきました。
ここからはいよいよ試験対策についてご紹介してまいりますよ~!!
①英語
院試の英語は主に3種類のタイプがあります。
・事前にTOEIC L&R , TOEFL , IELTS などのスコアを提出する (TOEIC W&SもOKな大学院もあるよ)
・試験当日にTOEFL ITP(団体受験用のTOEFL)を受験する
・独自の英語試験を受験する
ただし、大学院を受験する前に、その大学院の英語が上のどの形式なのか必ず確認してね~
はるたぬきの場合は一番上の「事前にスコアを提出」タイプでしたので、迷わずTOEIC L&Rを選択しました。(どれを選ぶかは各自のコスパの問題だね)
TOEIC L&Rのスコアを提出する場合、700~800点あればどこの大学院でも武器になる、と言われています。
TOEIC L&Rの場合の対策は超シンプル。「単語・熟語を覚える」+「公式対策本を繰り返す」で十分700点以上は望めると思います。
リスニングCDをiPhoneに入れて電車の中などヒマな時間にディクテーションを繰り返していました。
また、リーディングの問題を解くだけではなく、音読することで自分が聞き取れる速さをアップすることができます。
専門科目の方が配点が高い、というのもあるので英語対策は早めに行うとあとでラクになりま~す(笑)
(ぼくの場合は3年の1月のTOEIC L&Rで十分な点数をとれたので、院試本番までの約7か月は専門科目の勉強に専念)
②専門科目
みんなが気になるポイント第1位なはずの専門科目。
院試の配点が最も大きく、院試における主戦場とも言えましょう。
でもね。勉強の流れはもうすでにあるんです。必要なのは「過去問」と「テキスト、期末テスト」。
①過去問の答えを見ながら解いてみる
②過去問を繰り返せるだけ繰り返す
③受験する大学で使っているテキスト、期末試験の問題、ノートなどで補強
①過去問の答えを見ながら解いてみる
勉強の目標は、試験当日にロボットのごとく問題が解ける状態になること。
問題を見た瞬間に反射的に解法が思いついて、あとは手をひたすら動かすだけというレベルです。
まずは受験予定の過去問に取り組んでみましょう。
初めて過去問に触れた状態で解けなくてもかまわない。わからなかったら答えを見たり教科書で類題を探して答え書けばいいや~みたいな感じでぼくは勉強してました(笑)
②過去問を繰り返せるだけ繰り返す
でもって一通り過去問を解き終わったら10回でも100回でも繰り返し解きまくる。
問題を見たら答えがわかるくらいに繰り返しました。1年分の過去問が、実際の試験時間の半分程度で解き終わるレベルになればいいと思います。
これで過去問に類似した問題が出題された場合は瞬殺できるわけ(笑)
③受験する大学で使っているテキスト、期末試験の問題、ノートなどで補強
あとは受験予定の大学の期末試験やテキストで周辺知識を補っていきます。
過去問が余裕で解けるようになればいい、という人もいますが、それだとちょっと不安かな~というのがぼくの意見。
本番の問題で出題傾向になかった問題がバンッと出るなんてざらにあるんだよ…
というか、ぼくの院試の時がまさに出題傾向がガラッと変わった年でねww
とりあえず最初に過去問通りの出題は瞬殺し、残りの時間で傾向の変わった部分から得点をもぎ取った、という感じでした。
だから、特に他大学を受験する予定の人は研究室訪問の時に必ず「過去問と授業のテキストなどをもらう、もしくは教えてもらう」ようにしましょうね。
後になって院試勉強の完成度がまったく違うものになってくるよ…?
(授業のテキストであればシラバスも公開されてることだし調べることは可能♪)
その他にやっておくこととしては受験予定の大学以外の過去問を解くことでしょうか。
ぼくが所属する研究室に東大や東工大などの過去問と答えがあったのでそれで勉強しました。
ワンチャン他大学の問題が試験当日に出てこないかな~と願いつつ(笑)
結果として東大の過去問が当日の京大の試験でちょっとだけ出た程度でしたが、やる価値はあるかと思います!
まとめ
以上、専門科目対策でやるべきことは4つです!
・英語は早い時期に対策すべし
・研究室訪問の時に過去問と授業のテキストなどをもらおう
・過去問は瞬殺できるレベルまでにすべし
・他大学の過去問をやっておくといいことがあるかも…?
あとは勉強に専念するだけ!さあ今日も院試合格に向けて勉強しようね♪